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【順調順調順調】6月のインベスコ世界厳選株式オープンの分配金報告

2024年6月26日

こんにちは。かわ吉です。

『インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>』の5月の分配金報告。

このファンドの為替ヘッジなしのコースについては2017年以降1万口あたりの分配金が150円を下回ったことはない。つまり、分配金は安定しているファンド。

為替ヘッジありのコースについても分配金は比較的安定している。

ただ、このファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースと異なり、明確な分配方針はない。分配金がどの程度出るかは分からない。雰囲気。ただ長期的には分配金実績が安定しているだけ。

つまり、ある日突然、分配金が減配されたり無配になるリスクがあると考えている。

だから、このファンドを保有する際は、ファンドの変化をチェックする必要がある。

どのような点に注意すべきかは以下の記事で解説している。

チェックすべき項目は2点。それは、分配金と基準価格。

ただ、ホルダーの方が毎回チェックするのは面倒ですから、このブログ記事で毎月解説する。

この記事が、このファンドのホルダーやこれからこのファンドへの投資を検討している人のお役に立てればうれピーマン。

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6月の分配金実績と基準価格

6月の分配金実績と基準価格は以下。隔月決算型はお休み。

ちなみに先月の分配金実績と決算時の基準価格は以下。

為替ヘッジあり(毎月)の分配金は2倍となった。為替ヘッジなし(毎月)は現状維持。しっかり安定。OK。

ポートフォリオの状況

直近4カ月のセクター別投資比率の推移は以下。

4月と比較して投資比率が高まったのは、金融、情報技術、コミュニケーションの3セクター。

先月と変動率を比較した結果が以下。

このファンドのポートフォリオが、金融・情報技術・資本財の3本柱であることに変化はない。

ただし、これらのセクターはリスクが高い傾向がある。

このブログでは、セクターを大きく3つに分けて考えるようにしている。それは金利敏感株・景気敏感株・ディフェンシブ株の3つ。

各セクターを3つに分けた図は以下。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできる。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

ちなみにインベスコ世界厳選株式オープンのポートフォリオをこの3つに分けた結果が以下。

一般的にリスクが高い傾向がる金利敏感株と景気敏感株がポートフォリオの80%程度を占める。リスクは決して低くない。むしろ高い。

特に景気敏感株の比率が高いので景気後退局面では変動幅が大きくなる可能性が高い。

ホルダーはこの点には注意して欲しい。

運用概況と今後のファンド見通し(2024年5月末日)

以下はインベスコアセットマネジメントの見解。

■市場概況

①米国

5月の米国株式市場は上昇した。月初は、4月の米雇用統計で雇用者数が市場予想を大幅に下回ったこと、賃金インフレの懸念が弱まったことなどを受け、株式市場は上昇基調で推移した。

月央には、4月の米消費者物価指数(CPI)などがインフレの緩やかな鈍化を示唆したこと、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内の利下げに動くとの思惑が広がったことなどにより、株式市場は堅調に推移した。

その後、米半導体大手が良好な決算発表を行ったこと、4月の米個人消費支出(PCE)価格指数が前月比で鈍化したことなどが好感され、高値圏で月末を迎えた。

②欧州

5月の欧州主要株式市場は上昇した。大陸欧州では、月初、多くの企業の決算が市場予想を上回ったことから、株式市場は堅調に推移した。

その後、欧州中央銀行(ECB)による年内利下げ観測が再燃したこと、ユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)が1年ぶりの高値水準となったことなどを背景に、株式市場は高値圏で推移した。

英国では、月初、イングランド銀行(BOE)が政策金利を据え置き、早期の利下げ期待が高まったことなどを背景に、株式市場は底堅く推移した。その後、2024年1-3月期の国内総生産(GDP)がプラス成長になったこと、総合購買担当者景気指数(PMI)も50を上回ったことなどを受け、株式市場は上昇した。

③アジア

5月のアジア首相株式市場は上昇した。香港株式市場は、中国政府による財政出動への期待が高まったこと、不動産市場テコ入れのための住宅購入支援政策が好感されたことなどを背景に、上昇した。

オーストラリアでは、オーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利を据え置いたこと、4月の小売売上高の伸び率の悪化から早期の利下げ期待が高まったことなどを背景に、株式市場は小幅に上昇した。

日本では、月初に行われた為替介入の影響が軽微だったこと、2024年3月期の企業決算発表が本格化し、株主還元の拡充や業績改善見通しを発表した企業の上昇が好感されたことなどを受け、株式市場は上昇した。

〇運用概況

良好な決算が好感された英国の銀行STANDARD CHARTEREDや英国の航空機エンジンメーカーROLLS-ROYCEHDがプラスに寄与した。

一方、市場予想を下回る決算を発表したベルギーの特殊化学品卸売企業AZELIS GROUPや米国の鉄道会社UNION PACIFICがマイナスに寄与した。

5月は、バリュエーションが魅力的な水準となったベルギーの特殊化学品卸売企業AZELIS GROUPや、ポジション構築のため英国の金融市場インフラおよびデータプロバイダーLONDON STOCK EXCHANGE GROUPを追加購入した。一方、株価が上昇したデンマークの飲料メーカーROYAL UNIBREWや、米国のクレジットカード会社AMERICAN EXPRESSを一部売却した。 

◆今後の見通し

今後も、金利・インフレ動向、各中央銀行の金融政策、地政学リスクの台頭等を背景に金融市場の変動性が高まる可能性がある。

景気は過度の悪化を伴わないソフトランディングとなるとの見方が多くなり、株式市場は2024年に入ってから堅調に推移しているが、これまでの大幅な利上げ、個人貯蓄の減少、銀行の貸出基準の厳格化などが、時間差で経済成長に影響を与える可能性があると考えており、市場よりもやや慎重な見通しを維持している。

今後も政策金利動向や経済イベントなどをめぐり、市場の変動性は高まることも考えられるが、世界の株式市場は中長期的に緩やかな上昇基調で推移すると見ている。

ここまでがインベスコの見解。

世界のベストの強みは銘柄選定能力。経営陣の質、ビジネスの構造的優位性、財務健全性などの観点で魅力的な個別企業を簡単に発掘する。これができるのはインベスコが優秀な運用会社だから。中でも、世界のベストの運用拠点であるヘンリー拠点の運用体制が半端ない。

インベスコのヘンリー拠点の投資哲学は、短期の市場トレンドや業績予想平均への過度な注目を回避しながら長期投資に徹することにより、優れた投資成果を達成することを目指すこと。

この投資哲学を運用チーム全体に浸透させる仕組みができているんだ。

詳細は以下の書籍を読んでみるといいかも。

ちなみにこの本は、kindleunlimited読み放題の対象。(2024年6月25日時点)

初めてこのサービスを利用する人は初回30日間無料でこの本も含めて読み放題。これはチャンスかも。

全員で同じ方向を向いてファンドを作る。チーム全員が同じ方向を向いた時の勢いはヤバイよ。全員のパズルのピースがバチっとハマる瞬間って、すごいエネルギーがあるから。マジで。

そんな環境が整備されているインベスコのヘンリー拠点は最強。インベスコが運用する世界のベストは優秀。ただそれ以上に、インベスコという会社はそれ以上に優秀な資産運用会社かもしれない。

圧倒的安定感の分配金

来月も引き続き安定した分配金を期待したい。

ただ、このファンドを長期保有することによるデメリットもある。それは高い運用管理コストにより運用益が圧迫されること。

インベスコ世界厳選株式オープンの運用管理コストは年間1.903%。低コストのインデックスファンドであるeMAXIS Slimシリーズと比較すると圧倒的な高さ。高低差ありすぎて耳キーンなる。

基本的に運用管理コストは低いに越したことはない。ただし、運用管理コストは投資信託毎に決められているため、投資家に裁量権はない。無力。

コストを抑えたければ、運用管理コストの低いファンドを選択すればいいだけだが、分配金の質が担保されることに加えて、量も狙えるファンドは決して多くないんだ。

そのように考えると、インベスコ世界厳選株式オープンに投資しながらコストを下げる別の方法を考えるのが賢明。ただそのような方法はあるのだろうか?いやある。

それはこのファンドを松井証券で保有すること。

なぜなら松井証券には、投資信託を保有するだけ(※エントリーのみ必要)で最大1%のポイントが貯まる投信残高ポイント還元サービスがあるから。

還元率はファンドによって異なるが、インベスコ世界厳選株式オープンを保有する場合、年間0.80%のポイント還元を受けることが可能。還元分を考慮すれば、インベスコ世界厳選株式オープンの運用管理コストは実質1%程度に抑えることができる。マジ?!

さらに還元されたポイント使い方は汎用性が高い。

主な使い方は以下。

①投資信託を積立する

※ポイント積立対象ファンドは3つのみ

②PayPayポイントと交換する

※交換レート:松井証券ポイント100㌽=PayPayポイント90㌽

③dポイントと交換する

※交換レート:松井証券ポイント1㌽=dポイント1㌽

④Amazonギフトカードと交換する

※交換レート:1ポイント=1円

⑤商品と交換する

※3000種類以上の商品を交換可能

個人的にはAmazonギフトカードとの交換がコスパ良い。

いずれにせよ、どうせインベスコ世界厳選株式オープンを長期保有するなら少しでも有利になる証券会社を選択すべき。短期的には大きな差ではないが、長期的に見るとバカにできないくらい大きな差が生まれる。ちりつも。

コスパ良く運用したい人は是非検討して欲しい。既に他の証券会社でインベスコ世界厳選株式オープンを保有している人も、松井証券にそれを移管すれば還元を受けることができる。安心して欲しい。

運用管理コストを下げることも大切だが、固定費を抑えることも同じくらい大切。

ただ、全てを節約すると幸福度が下がる。食費や娯楽費がその最たる例。だから、節約するなら、幸福度が下がらない固定費を見直すべき。具体的にいうとそれは住宅ローン。

住宅ローンの金利を見直すだけでトータルで200万円以上返済額を抑えることも可能。検討しない手はない。ただ住宅ローンの借換は非常に手間がかかるの事実。しかし、あるサービスを活用すれば住宅ローン借り換えに掛かる手間を半分以下にしてくれる。詳細は以下の記事で解説済。

さらに、お金は使ってなんぼ。お金はあの世にもっていけないから。

個人的には、資産運用で得た利益は旅行に使っている。お得にリッツカールトンやシェラトンなどのラグジュアリーホテルに泊まる方法も記事にしているから、是非見て欲しい。



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